加藤剛さん「胆のうがん」 検査や治療、病院選びのポイントは?

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時代劇ドラマ『大岡越前』や映画『砂の器』やなどで知られた有名俳優の加藤剛さんが、「胆のうがん」のため80歳で亡くなりました。


大岡越前 第五部(7枚組) - 映像と音の友社


加藤さんは普段お酒も飲まず、タバコも吸わず。人一倍健康に気を遣っていたのにもかかわらず「胆のうがん」を患ってしまいました。


胆のうがんは、消化器がんの中で治療が困難ながんの一つなんですよね。


また、胆のうがんは、日本を含むアジア圏や、チリで罹患発生数が多いことが分かっています。その中でもとりわけ日本は症例数が多いこともあり、胆のうがんの研究が非常に進んでいるようです。


今回、気になった「胆のうがん」について、色々と調べてみましたので記事に書くことにします。ご参考にしていただけると幸いです。



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胆のうは「ふくろ」状で『がんの初期症状が出ない』


「胆のう」は、肝臓の下にある『ナス』のような形をした臓器です。『胆汁』という消化液をいったんためておく、『ふくろ』のようなものです。


実は、胆のうがそのような形状をしているために、早期の胆のうがんは無症状のまま気付かずに経過してしまうことが多いのです。「胃がん」と似ているかも知れませんね。


“ふくろ状”の臓器なので、中でポリープが発生して大きくなっても、すぐに症状が出ることもないようです。このことが「胆のうがん」の治療をやっかいなものにしているのです。


したがって、症状が出る時は、がんが進行して「胆管」や「肝臓」にまで広がってからです。主な症状としては、腹痛・悪心嘔吐・黄疸・体重減少などが起こります。


胃がんと同じように、症状が出てからでは手遅れのケースもあり得る訳ですね。


胆のうがんは『早期』なら手術でほぼ完治、『病院選び』のポイント


よって、胆のうがんは「早期発見」することが重要です。そのうえで根治手術をおこなうことが唯一、治癒の期待ができる治療となるのです。


早期の胆のうがんなら、切除するだけの1時間程度の簡単な手術で済み、ほとんど完治するそうです。


一方、がんが進行している場合は、胆のうだけでは済まなくなり、まわりの肝臓、胆管やリンパ節までも切除しなければならなくなります。


これは長時間の大手術となるため、患者さんにとっても想像以上に負担が大きくなります。そのため、手術の際は外科医を含めたチームが安全性と根治性を熟慮のうえ、治療に慣れていることが重要です。


そうしたこともあり、胆のうがんの場合は、症例数の多い施設の方が治療成績が良い傾向があります。


胆のうがんの治療をはじめる際の『病院選びのポイント』としては、胆道がん(胆のうがん+胆管がん)の手術を毎年20例~30例以上実施している病院で手術を受けたほうが良いようです。



抗がん剤の効果は限定的、放射線は有効性みられず


しかし、がんの形態や進行の度合いは、患者によりさまざま。胆のうがんにおける早期発見の難しさもあることから、実際に手術で切除できる割合は60~70%ほどとされています。


そこで、手術ができない場合には『抗がん剤治療』や『放射線治療』をおこないます。


ただし、「胆のうがんは非常に抗がん剤治療が効きにくいがん」とされており、腫瘍を縮小させる効果や長期の延命効果が得られることはそれほど多くないそうです。


さらに、胆のうがんに対する放射線療法については、未だ有効性が確立されていないといわれています。


これらからも、胆のうがんの早期発見の重要さが窺い知れますね。


「胆のうがん」を早期発見するための有効策は?


以上に述べたことからも、「胆のうがん」は早い段階で手術すれば、ほぼ治完治するいえます。しかし、進行がんも含めた全体でみると、予後の悪さでは『すい臓がん』の次に難しいがんとされています。


では、「胆のうがん」を早期発見する有効策としては、どのようなものでしょうか?


それは、人間ドックなどで広く一般的に行われている超音波(エコー)検査を積極的に受けることが大変有効といいます。


日本で「胆のうがん」の治療成績が高いのは、この『超音波検査』が広く普及していることが大きいためです。


40代になったら、年に一回ほど「腹部超音波検査」による定期検診が大切です。ただし、エコーはその機材によって検査結果にも大きな差が出るものとされています。


したがって、検査を受ける際は新しいエコー機材を置いているような医療機関で受診するほうが良いかも知れませんね。


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大岡越前お奉行様加藤剛胆のうがん検査治療病院選び
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