山下弘子さん追悼、がん「標準治療後の世界」 癌ニュース(2018/9/16)

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こんにちは。癌ブログ「ゆうらりHappySmile」の管理人Mです。


がんに関するニュースをチェックしていると、今年の3月、惜しまれつつも25歳の若さで肝臓がんによりお亡くなりになった山下弘子さんの追悼記事に目がとまりました。


「がんの標準治療」が終わってしまっても決して生きることをあきらめず、「がんを殺し、治癒する」ための治療に臨み続けた山下さん。


友人の医師が書いた追悼記事を読んでいて、久しぶりに心にグッとくるものがありました。



前田朋己 最後の愛してる 山下弘子、5年間の愛の軌跡 Book
出典:前田朋己 最後の愛してる 山下弘子、5年間の愛の軌跡 Book


「標準治療後の世界」~山下弘子さんを偲ぶ~



私と出会ってから彼女はずっと、がん患者だった。それでも、彼女はよく「がんは私の一部分だけ。そればかりを見られるけど、それだけじゃない」と言っていた。だから努めて病気以外の話をした。彼女も「子供をたくさん生んで、80歳まで生きるんだから」と言っていたし心からそう信じていた。

それでも、彼女はたまに不安を漏らした。私はどうなっちゃうのかな。もしかして、治らないのかな。こういう恐怖のときって、どうすればいい?そう言い電話口で泣いた。

ある日、いつものように突然携帯電話に電話が来た。

「あのね、やれる治療がなくなっちゃった。でも、絶対に諦めない。私は絶対に治るんだから」

聞くと、標準治療が終わってしまったということだった。そしてその後参加した実験的治療である臨床試験も、効果がなく中止になってしまったと。

その後、いくつかの「非標準治療」と呼ばれる治療を受け、今年3月に亡くなった。

標準治療とは、「効果がある」と科学的に認められた治療のことだ。これは何も日本だけで認められた訳ではない。がん治療においては、だいたい世界中で同じような治療をしている。「標準」という名前が悪いが、言い換えるなら「今現在科学的に証明された中で、最高の効果がある治療」という意味だ。並の、という意味ではなく、世界中の専門家は誰もが納得するスタンダードな、という意味の標準だ。

彼女のような、標準治療が終わってしまった、つまり効果がなく中止になった(医者は"failureした"と言う)患者さんは次にどうするのだろうか。現時点では、緩和ケアを受けることが最もメリットが大きいとされる。緩和ケアは痛みの緩和や精神的なケアを中心とした治療で、がん治療のはじめからスタートしていることが理想だ。緩和ケアを受けることで、患者さんは少し寿命が延びるとする研究もある。

しかし、弘子さんはもっと「がんを殺し、治癒する」ための治療をのぞんだ。しかし、私を含むがんの専門医は、標準治療の後に「がんを殺す」選択肢をほとんど持たない。抗がん剤が無効あるいは有害なことはわかっているので、「あとは緩和ケアになる」と言うのみだ。

そこで、非標準治療に患者さんは目を向ける。そこには色々な治療者がいる。弘子さんがかかっていたような、科学的根拠はないが真剣に患者さんを治そうとする者もいれば、ごく少ない量の免疫療法をしたり、金の棒で体を擦ったり、ものすごく高価な水を飲ませたりするハイエナのような者がいる。いのちのためなら、と患者さんは何千万円というお金を使うので、とても金になるのだ。余命数ヶ月と医者に言われたらお金が先に出る生命保険だってある。

このような悪徳業者を、私は許さない。しかしその一方で、そこにすがりたい患者さんの気持ちも痛いほどわかる。

こういった、標準治療と非標準治療の間に落っこちた患者さんをすくう手段を、今の医者は持っていないのだ。「絶対諦めない」と言う患者さんと共に闘う武器がないのだ。

進行したがん患者さんの多くは、一度はこの苦しみにさいなまれることだろう。

なんとかせねばならないと思うが、現状では打つ手がない。

天国で彼女が「早くなんとかしてよ」と言っていると思うと、もどかしい。


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(136)がんと糖尿病 密接に関係、血糖値チェックを



がんになったことで糖尿病を発症するのにはいくつかの理由があります。まず、化学療法を行うときにステロイドを使うことが挙げられます。ステロイドは、インスリンの効きを悪くすることで血糖値を上げることが分かっています。また、抗がん剤の中に血糖値を上げる作用があるものもあります。

 さらに、がんそのものや、がんによってできた炎症から出る物質や、がんで痩せてしまい筋肉が落ちることも血糖値を上げる要因になります。他にもストレスや手術、感染症などが血糖値に影響を及ぼす可能性があります。

 血糖値が上がる恐れがあっても、がんの治療が優先されるのは当然です。ただ、がんは克服したのにひどい糖尿病になったということにならないように、がんの治療中に定期的に血糖値を確認し、糖尿病が判明したときはきちんと治療をしましょう。


早期発見、治療で命が助かる! 「膵臓がん」のサインを見逃すな!!



最近になって、膵臓がんの高リスク因子が明らかになってきた。例えば、患者の家族や縁戚で「膵臓がんの家族歴」「糖尿病の発症またはコントロール不良」「慢性膵炎」や「膵嚢胞」などの有無について精査するようになった。その中で、特に意識したいのが糖尿病だ。

 東京社会医学研究センター理事の村上剛医師はこう語る。
「糖尿病と言うと血管の病気という認識のほうが強いようですが、糖尿病は膵臓に関連した病気で、新たに発症したり、血糖コントロールが悪ければ膵臓がんの発症を疑うことが重要です。糖尿病の人は膵臓がんのリスクが2~3倍高いというデータがありますが、実際はもっと高いのでは、との指摘もあります。慢性膵炎のほとんどはアルコールが原因になります。先に急性膵炎を起こし、何年か後に慢性膵炎に至っている例が大半。食後にみぞおちや背中が痛んだ経験のある人は要注意です」

 村上医師によると、前述した糖尿病などの病気があれば、定期検査などの検診が必要だという。
「いずれかの病歴をお持ちの方は、せめてMRIによる検査、できれば超音波内視鏡の検査を1~2年に1度は受けたほうがいいでしょう。膵嚢胞は専門機関でフォーロアップするでしょうが、家系に膵臓がんの人がいる方もリスクが高いので注意が必要です」(村上医師)

★発見に最適な検査方法は?
 膵臓を調べる検査は、この他に検診や人間ドックなどで行われる腹部超音波(エコー)検査が一般的と言われる。
 ところが、膵臓は胃の後ろにあるため腸のガスや内臓脂肪が邪魔して1センチ以下の膵臓の病変を見つけるのは難しいとされる。そこで胃カメラを使って細い管を胆管、膵管に直接挿入したあと、造影剤を注入し、画像を得る、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影法)と言う方法もある。

 「これは大変精密な画像が得られるのですが、ただ一つ難解な問題があります。患者さんにとって骨の折れる検査方法だからです。ですから、まずはMRCP(MR胆管膵管撮影)が患者さんにとって受けやすい検査と考え、提案しています。以前、毎年CT検査を受けていた60代の会社経営者が膵臓がんを発見できずに亡くなった。その経験からMRCPを勧めるようになったのです。50代の男性はCTスキャンで『膵管拡張の疑いがあり』と診断されたが、MRCP検査を受けたところ、2ミリほどの膵臓がんが発見され、無事手術で切除されました。今でも元気です」(前出・遠藤院長)



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戦隊ファンに励まされ 俳優・坂元亮介さん食道がん闘病2年



「すぐに手術しないと余命1年です」

 築地の国立がん研究センターでそう言われたんですから、信じるしかないですよね。

 でも、その時はまだがんを取ってしまえばすぐに治るんだろうと思っていました。

 事の始まりは、2016年の春ごろです。それまで約2年かけて、舞台で全国130ステージを回っていました。それが終わってホッとした途端、風邪をひいてしまったんです。大したことないと思っていたのですが、熱が下がらず近所の病院へ行ったら「肺炎」と言われ、そのまま入院になりました。

 いい機会だから他もいろいろ調べてもらおうと思い、「去年ぐらいから食べ物の通りが悪く、喉が詰まるような感じがする」と訴えました。すると、検査で「食道に腫瘍があります。恐らく悪性でしょう」と言われてしまったんです。

 初めは「ウソだろ? この俺が……がん?」と信じませんでした。

 でも、紹介された国立がん研究センターで精密検査を受けたら「食道がんのステージ3です。リンパ節にも転移しています」と言われ、さすがに驚きました。57歳にして初めての内臓疾患。しかも、がんのステージ3だなんて……。



さくらももこさん 治療法求め全国へ…友人語るがん模索の日々



さくらさんは、病院や医師についても丁寧なリサーチの後に選んでいたという。石井さんが続ける。



「治療法についても姿勢は同様で、切除手術は受けても、抗がん剤は使わないとご自分で決めていらしたのです。その代わり、民間療法や自然療法でも良いものがあると聞けば、全国各地に飛んでいきました。四国での治療には私も何度か同行したこともあります。『バイオレゾナンス』というドイツ発祥の治療法です」



バイオレゾナンスとは、専門の機械により、症状にあわせた周波数の波動を受けることで、自然治癒力や生命力を高めるという治療法だ。



「治療で地方に行くといっても、さくら先生の場合、悲壮感はありませんでした。その土地土地で、温泉や食事を楽しんでいたのです。もともとお料理は得意ですが、食事療法も詳しかったですね。そういった努力の成果で、私も先生が、がんを克服されたと聞いていましたので、今回の訃報に接したときには、とても残念に思いました……」



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