「俺の人生ここで終わり?」小藪さん起用の終末医療ポスター4070万円の公費がドブに…
厚生労働省が25日に公開した終末期医療に関するポスターは、さまざまな議論を巻き起こしていますね。
非難の揚げ玉とされたのは、お笑い芸人の小藪千豊さんが酸素チューブをつけ、最期を迎えた入院患者に扮した姿とともにつづられているセリフの数々。
「俺の人生ここで終わり? 大事なこと何にも伝えてなかったわ」「病院でおとんのすべった話聞くなら、家で嫁と子どもとゆっくりしときたかったわ ほんまええ加減にしいや」「こうなる前に、みんな『人生会議』しとこ」などという“心の声”がポスター上部に連なり、中央部分には、心臓が止まったことを示すフラットになった心電図の波形がデザインされています。
なお、問題となるポスターは、「その時のために」患者の満足度を向上させ、家族の負担を軽減するために、自らが望む医療やケアについて家族や医療関係者などと事前に話し合う『人生会議』を普及させる目的で作られたといいます。
しかし、ポスターが公開されるとすぐに批判の声が相次ぎました。NPO法人「希望の会』の轟浩美理事長は、「人生会議」の啓発には賛同するものの、ポスターについては「現在、病に向かっている患者、家族のみなさまへの不安とともに、遺族の心を傷つける可能性を感じています」と、厚労省に意見書を提出。また、卵巣がん体験者の会『スマイリー』の片木美穂代表も「本来思っている人生会議の意味と違うんじゃないかと思います」と疑問を呈しています。
結局、批判を受けた厚労省は、わずかたった1日でポスターの掲示を中止しました。
ちなみに、厚労省は、今回の企画をPR動画とともに吉本興業へ4070万円で業務委託したそうです。これについては、小籔さん起用のポスター、「4070万円」にどよめきという記事にもなっています。
28日の参院厚生労働委員会で、野党統一会派の田島麻衣子氏が加藤勝信厚労相に対し、「抗議をどう受け止めているか」とただした。加藤氏は「患者団体や有識者の意見を聞くなど、丁寧な対応をしておけばよかった」と答弁した。
田島氏は続けて「公費はいくらかかっているのか」と質問。同省の局長が「吉本興業と4070万円の委託価格で契約した」と明らかにすると、委員会室でどよめきが起きた。今後、実際にかかった経費の報告を受け、最終的な支払額が決まるという。
今回のポスターについては賛否両論で、さまざまな意見が飛び交っているようですね。何でもかんでも批判して圧力をかけるのもどうなのかと思ってしまいますし、批判するのなら他にもたくさん存在しているはず。
少なくとも、今回の騒動は、戸建て住宅1軒分くらいの公費がドブに捨てられたという事実だけが明白になっています。
【ランキングに挑戦中】
いつも応援クリック↓
ありがとうございます
- 患者と家族の闘病記録
- →にほんブログ村
- がんの症状、治療など
- →人気ブログランキング
- さまざまな病気や症状の悩みごと
- →FC2 ブログランキング
-
【がん と 食生活】要注意!確実に食道がんリスクを高める「熱い食事」(癌ニュースまとめ)
2019/12/07 -
紅蘭、大腸ポリープ切除手術の検査結果を報告「腫瘍ポリープでした!」
2019/12/06 -
13種類の癌を血液1滴から99%発見できる血液検査が実用化へ
2019/11/26 -
がんの「ステージ4」とはどういう意味か?簡単に理解できるおすすめ記事(癌ニュースまとめ 2019/11/22)
2019/11/22 -
がん情報のネット検索「がん AND 治る」がNGの理由は?(癌ニュースまとめ 2019/11/18)
2019/11/18 -
【サインはV:鬼コーチ役】俳優の中山仁、肺腺がんで死去
2019/11/12