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なぜ将棋を馬鹿に?「AIには勝てない」韓国トップ囲碁棋士の引退報道の件

なぜ将棋を馬鹿に?「AIには勝てない」韓国トップ囲碁棋士の引退報道の件

趣味や将棋のこと
2019/11/30
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#囲碁 #囲碁AIソフト #AlphaGo #イ・セドル九段 #AI #AI将棋 #将棋ソフト #人工知能 #将棋 #世界一難しいゲーム

AlphaGo DeepMind


将棋好きの僕にとって、囲碁界のことはほとんど興味がないのだけれど、韓国トップとされる囲碁棋士囲碁のAIソフト『AlphaGo』に敗れたことで、「AIが登場したことで、どんなに努力してもトップになれないことが分かった。」ことを理由に引退を表明したことが気になりました。


ただ、AI囲碁との関係で、将棋についてのちょっと見過ごせないような記事を目にしたため、ここで少しだけ僕の所感を書いておこうと思います。

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「AIには勝てない」ことを理由に韓国トップ囲碁棋士イ・セドル九段が引退

囲碁

ネットニュースでもこの件が話題になっていて、これについては韓国トップの囲碁棋士引退「努力してもAIには勝てない」という記事にもなっています。

イ九段はこの中で、引退の理由について、「AIが登場したことで、どんなに努力してもトップになれないことが分かった。決して敗れない存在がある」と語り、囲碁のAIに勝てないことを引退の理由に挙げました。

国際的なタイトルを数多く持つイ九段は、2016年、IT大手グーグルの傘下にある企業が開発した囲碁のAI、「AlphaGo」と5番勝負の対局を行い、4敗を喫しながらも1勝を挙げましたが、これ以降、AlphaGoに勝った棋士はいません。


囲碁に限らず、AI将棋界でもトップのプロ棋士達を脅かしています。しかし、囲碁のイ九段はまだ36歳の若さ。棋士としては未だに最盛期の範疇とも考えられますので、とても潔い引き際だと思いました。人間に限らず、人工知能をも含めたなかでトップの地位にありたいとは、とても志が高い棋士だったんですね。

将棋が世界一難しいゲームと言われた理由は?

将棋

いちおう、さらっと読み飛ばして終わるはずだったこの記事ですが、書かれていた一文についてちょっと気になる箇所がありました。


それは、「将棋やチェスに比べて、対局のパターンが多い囲碁では、AIが人間に勝つのは難しいとされていましたが」という所。この一文を読んだ僕は、思わず目を疑ってしまったのです。


この話し、間違っているのでは?僕が将棋漬けだった頃の記憶によると、たとえコンピュータが進化したとしても、世界で一番難しいゲームとされる将棋だけはプロの領域にたどり着けないと言われていたはず。


なぜ将棋が難しいのかというと、敵である相手から取った駒を今度は自分の味方として再使用できる世界でも唯一のゲームだからなんです。これについては、昔の将棋世界誌で故・大内延介九段が世界を旅して探究する連載をしていたと記憶しています。

将棋ソフトはなぜ強くなったのか?

ところが、世界で一番難しいゲームと言われた将棋は、AI搭載の将棋ソフトがプロの将棋名人を倒すまでに飛躍的な進化を遂げてしまいました。


しかし、これは将棋が囲碁よりも簡単というわけでは決してないのです。将棋ソフトが急速に進化したのは、プログラムの開発技術が急速に発達したことにありました。これについては、コンピュータ将棋はなぜ強くなったのか?という記事にもなっています。

コンピュータ将棋の歴史は1970年代に遡る。急速に発達したのは2000年代中頃からだ。理由は「現在のプログラムの強さを支える重要な技術が、急速に発達したから」と佐藤さんは説明する。具体的には評価関数の機械学習や全幅探索などがそれに当たる(図参照)。これらの技術を駆使し、コンピュータ将棋はアマチュアレベルから一気にプロレベルに達する強さに到達したという。

コンピュータの計算性能が向上したから人間に勝てるようになった、と思うかもしれないが、それだけではない。1997年にコンピュータがチェスの人間のチャンピオンを上回ったが、チェスの複雑さが10の120乗であるのに対して将棋は10の220乗とかなり複雑。コンピュータの速度向上だけで人間に勝つことは無理であり、「ソフト面の進歩が非常に大きい」と佐藤さんは強調する。


たしか、将棋ソフトが劇的に強くなったのに驚いたのは、「BONANZAボナンザ)」の登場からです。それまでのコンピュータ将棋といったら、少しでも定跡から離れると指し手が狂い出してしまうので、こちら側がわざわざコンピュータに合わせないとまともな勝負すら出来ないシロモノでした。


ところが、そんな気軽な心構えでBONANZAと対局すると、アマ六段の僕でさえ簡単に勝てなくなりました。この時は、本当に驚きましたよ(汗)

まとめ/囲碁棋士がAIに勝てない理由

羽生善治 × AI

世界一難しいゲームと言われた将棋は、ソフト開発技術の進歩によってAI搭載の将棋ソフトが劇的な強さを備えることになったわけです。よって、この技術を囲碁やチェスに援用すればなお強さを発揮するのは当然だと思います。


ですから、「将棋やチェスに比べて、対局のパターンが多い囲碁では、AIが人間に勝つのは難しいとされていましたが」というのは語弊を招く恐れがあると感じた次第です。


NHKさんて、AIと将棋の特集を何度もテレビに取り上げているはずなのに、ロクに調べもせず何故このような拙い記事を書くのでしょうか?

さすがにNHKさんのことだから、日雇いのフリーライターにこんな記事を書かせてるとは思えないのですが…。

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