唖然。胃がん で参加した 臨床試験の総括報告書「みんな死んでる...」

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唖然。胃がんで参加した臨床試験の総括報告書「みんな死んでる...」



胃がんで私が参加した『臨床試験の総括報告書』


前回のブログを書くにあたって、ついでに何気なく自分が参加した胃がんの"臨床試験"についてネットで検索してみたら、「総括報告書」というものが公開されてました。


私と同じように胃がんで臨床試験に参加された場合、全体の治験結果をご存じの人はどれくらいいるのでしょうか?自分の場合に比べ、他の患者さんはどうだったのか?とても気になりますよね。まだ詳しく読んでないのだけれど(そもそも難しくてよく分かりません)、ポイントの所だけザックリとかいつまんでみようと思います。


 前回の記事  胃がんの臨床試験で3度の術前抗がん剤、その効果は? - 今日のエッセイ


JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)とは


ちなみに、私が参加した臨床試験JCOG日本臨床腫瘍研究グループ)の1002高度リンパ節転移を伴う進行胃癌に対する術前 Docetaxel + CDDP + S-1 の第Ⅱ相試験」というもの。何だかとても長い名前ですねぇ…。


JCOGは、Japan Clinical Oncology Group の略語で、日本臨床腫瘍研究グループというのは、国立がん研究センター研究開発費(旧がん研究助成金)研究班を中心とする共同研究グループのことらしいです。


公開された!胃がん臨床試験「JCOG1002」の総括報告書

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私がネットで見つけた「総括報告書」はこちら。


総括報告書 JCOG1002:「高度リンパ節転移を伴う進行胃癌に対する術前 Docetaxel + CDDP + S-1 の. 第 II 相試験」

出典:総括報告書(主)JCOG1002:「高度リンパ節転移を伴う進行胃癌に対する術前 Docetaxel + CDDP + S-1 の. 第 II 相試験」


いかにも「学術論文」的といった書き方で読みづらいですね。簡単に言うと、私のように根治切除不能な高度なリンパ節転移をともなう進行胃がんは、予後がきわめて不良で再発率が非常に高いため、さまざまな術前抗がん剤の組み合わせを試みた背景が述べられていますね。


前回の臨床試験で S-1ティーエスワン)+ CDDPシスプラチン)の組み合わせで術前抗がん剤治療を行なったら有用性が認められたので、今回の臨床試験では Docetaxelドセタキセル)を加え、さらなる有用性を試みたという訳ですね。


総括報告書による、臨床試験の登録患者数と治療経過


2011年7月29日から臨床試験の登録が開始され、2013年5月31日までに登録された胃がんの患者数は私を含めて53名


手術は49名に行われ、手術までの治療完遂割合は80.8%。前回の治験よりも高成績だったようです。


臨床治験の最終結果に唖然!ゾッとする抗がん剤治療の恐ろしさ


しかし、手術が行えても、その後の補助的抗がん剤(S-1)が開始できなかった患者が1名、抗がん剤投与中に副作用の関係で中止した患者が16名、医師の判断で中止した患者が2名、抗がん剤投与中に再発した患者が10名と、最後まで治療を行えなかった患者が多かったことが分かりました。


結果的に、術前抗がん剤から手術、術後抗がん剤まで行えた患者は53名中17名でした。


総括報告書(主)JCOG1002:「高度リンパ節転移を伴う進行胃癌に対する術前 Docetaxel + CDDP + S-1 の. 第 II 相試験」


私はこの結果を見て、ゾッとしました。


私自身、"頭髪の脱毛"以外には深刻な副作用を経験することもなく、結果的に術後の抗がん剤治療まで完遂できた訳ですが、そんな事もあってか、この臨床試験はとても有効で、他の患者さん達も同じように治療を行なえているものだとばかり思ってました。


唖然。胃がん で参加した 臨床試験の総括報告書「みんな死んでる...」


術前抗がん剤治療の頃は、あらかじめ抗がん剤のことを調べる余裕がなく、「ええいままよ!」といった気持ちで臨みました。何事も問題なく治療が進んだのはよほどの悪運と体力があったのでしょう。逆に、抗がん剤のことが無知だったのが幸いしたのかも知れません。もし事前に抗がん剤の恐さを知っていたら、呑気に自撮りや記念撮影などしている精神状態でいられなかったに違いありません。


唖然。胃がん で参加した 臨床試験の総括報告書「みんな死んでる...」


しかし、この報告書を見ると、私が患った胃がんがいかに重いレベルだったのかが分かり、同時に、投与した3種の抗がん剤がとても恐ろしいものだったことも理解できました。胃がんの術後、今日で5年10ヶ月と2週間も経つのに、身も心もボロボロな状況も分かった気がします。


抗がん剤が強力で最後まで治療できなかったり、治療の途中ですぐに再発してしまったり…。仮に、私のように最後まで治療できたとしても、これだけ強力な抗がん剤の後ではやっぱり、相当な後遺症で私と同じように苦しんでおられるのではないでしょうか。


この現実を知ってしまうと、こまめな定期検査がとても大切なことをあらためて痛感します。



私ほどに胃がんが転移・進行してしまったら、ほとんど助からない訳ですから。






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