新たに発見されたヒトの器官、「間質」と「がん」の2つの関係って?

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新たに発見されたヒトの器官、「間質」と「がん」の2つの関係って?

今日の記事『【続報】乳がん発覚の歌手DOUBLE、手術の成功をブログ報告』の中で取り上げたのだけれど、たまたま見つけた『ヒトの器官で最大の器官が新たに発見される | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト』という記事には少なからず驚かされた。たぶん、ここ最近で一番だったかも知れない。

「皮膚の下にあり、消化管や肺、泌尿器系に沿ったり、動脈や静脈、筋膜を囲んだりしている層は、従来、結合組織と考えられていたが、実は、体液を満たし、相互に連結し合う区画が、全身にネットワーク化されたものであることがわかった」



ヒトの器官で、今頃になって皮膚を上回るほどの大きさの新たな器官が見つかるなんてことがあり得るのだろうか?

しかも、この「間質」というものが、臓器や筋肉、血液が日常的に機能するように組織を守る役割を担っているというのです。

さらに私を驚かせたのは、リンパの元になる"免疫機能"としての側面。がんの転移や炎症と、必ずしも無関係ではないらしい。

私は、胃がんの手術を行なった際に、がんが転移したリンパ節を含め大きく郭清したのだけれど、この手術の時には当然ながら、新たに発見された間質のことなど一切考慮されていない。

もし、今後の研究が進んだ結果、今回発見された間質の存在が既定の術式をすべて覆すことになったら一体どうなってしまうのだろうか?
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がんを宣告されたとき、我々はその時代、時代での"通説"とされる流行りの治療法や術式を利用するのだけれど、その時の流行りというものはたった一つの"新手"で、あっという間にすべてのことが根底から覆されてしまうから恐ろしいものです。

最近では「がんは働きながら治療する時代に」などと、がん治療をまるで"流行"のように見立てて悪戯に患者を煽るような広告を見かける。がん治療が進歩したことを強調しているのだろうが、抗がん剤にしてみても、副作用など未だ解明されていない部分も非常に多い。

人間は、未解明で未知な部分が多くても、それを平気で使おうとする。だから、原発事故のような大惨事が起きるとまったく対処ができずに甚大な被害を招くことになる。

今回、新たに発見された"間質"によって、今後のがん治療に革新的な何かをもたらすのかも知れないけど、それは同時に既存の治療法を否定することにもなるかも知れない。

がん治療の結果、抱えることになった後遺症は未だ改善法や特効薬がない場合も多く、患者にとっては悩みの種です。

もし、後遺症の原因が"間質"を無視した治療法にあった、なんてことになったらガッカリしますね(汗)もう手遅れだし、治療の際にはあらかじめ同意書にサインもしているから文句も言えません。

いろいろと考えさせられた、今回の新たな発見でした。
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