胃切除後の血糖値スパイク「ダンピング症候群」とは?研究論文から

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胃がんの手術で胃全摘してから6年。術後から悩み続ける胃切除後の後遺症ダンピング症候群は私の場合、未だ改善されません。

6年間ものあいだずっと血糖値スパイクを繰り返した結果、体力は衰え、体重も術後間近と変わらない状況のままです。現在ではさらに糖尿病になる危険性もでてきました。

日々、努力は重ねているのですが、なかなか思うようにいかず、改めて胃を全摘したことの重大さが身にしみています。

胃がんの胃切除後後遺症「ダンピング症候群」研究論文

ダンピング症状のコワイところは、血糖値やさまざまな状況が複雑に絡み合っているためか、起こるタイミングや症状が毎回ビミョーに異なってること。

変なものを食べたつもりはないのに突然、予期せぬ下痢が起こり、それが血糖値スパイクが原因だったり(汗)

かといって、苦しむのがコワくて食事量を減らしてしまうと体重がどんどん減り、チカラが全然入らなくなってしまうんです。

ホント困りますよね(汗)好き好んでこうなった訳じゃないから、なおさら辛いです…。

今日も、普段ではあまり起こらないような症状に苦しんだ。それで、あらためてダンピング症候群の症状について今一度ネットでいろいろと調べてみました。

すると、ずいぶん昔に発表された研究論文を見つけました。

胃切除患者における食後の血糖値ならびに血中インシュリン値の経時的変動とくにダンピング症候群を中心として

ダンピング症候群とは?

論文によると、「ダンピング症候群」についての症状を次のように説明しています。

これまで発表された文献のほとんどが全身症状を主症状としてきたのに対し、この論文では全身症状腹部症状に分けています。

【全身症状】

  • ①胸部狭窄感
  • ②眩量
  • ③動悸
  • ④呼吸困難
  • ⑤顔面潮紅
  • ⑥発汗
  • ⑦全身熱感
  • ⑧倦怠感
  • ⑨失神
  • ⑩頭重感

【腹部症状】

  • ①悪心
  • ②嘔吐
  • ③腹鳴
  • ④下痢
  • ⑤腹痛

そして、腹部症状より全身症状のほうを重視したうえでダンピング症候群を全身症状の2つ以上または全身症状の1つと腹部症状の1つ以上を併有するものと定義しています。

要するに、ダンピング症候群は複数の症状が絡み合って起こるために対処も難しいのでしょうね。



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研究論文が述べた「ダンピング症候群」まとめ

今回の研究論文が述べていることを簡単にまとめると、

①胃の切除後は、通常の人に比べ糖質摂取後の血糖値と血中インスリン値がともに高くなる。

② 胃切除者を年齢別にみると、加齢にしたがい糖質に耐える糖能の低下が見られた(ダンピング症状がひどくなる)。

③後期ダンピング症候群は「血糖値スパイク」によるものだが、低血糖になる前にはインスリンの大量分泌が起きている。

ということになるのだと思う。これは、今の時代では当たり前のように言われていることですね。どの書籍を見ても同じようなことが書いてあります。

もしかすると、現在におけるダンピング症候群の定義づけは、46年前に発表されたこの研究論文が元になっているのかも知れませんね。

ダンピング症候群は対処が難しい胃切除後後遺症のひとつ

他にも「ダンピング症候群」に関する研究論文を探してみたのだけど結局、目ぼしいものは見つからなかった。

これはダンピング症候群の改善法に未だ進歩が見られないということを示しているのだろうし、それほど対処が難しい後遺症のひとつなんだと思った。

どうやら結局のところ、個々人が日々なやみ苦しみながら後遺症と向かい合い、改善策を見出していくしかないのかも知れません。

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