【胃がん 障害年金】目前に迫る「公開審理」の実態と不利な現実とは?

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こんにちは。胃がん障害年金ブログ管理人Mです。


今回は久方振りの更新になります。


もう間もなくすると、障害年金の不服申し立てとして最終段階に当たる、「再審査請求」についての公開審理が開かれます。


そのための「事前の打ち合わせ」ということで、本日は社労士事務所にお伺いすることになっていました。



厚労省


これまでの障害年金における不服申し立ての経緯


少し更新の間が空いてしまっているので、障害年金でこれまでにボクが行なってきた不服申し立ての経緯をざっくりと説明します。


▼前回の記事

【ガンの障害年金】再審査請求~公開審理までの期間をブログに書くよ

胃がん 障害年金ブログ目次(クリックして表示)≫「障害年金 - 準備編」記事一覧へ≫「障害年金 - 審査から年金受給まで」記事一覧へ≫「障害年金 - 審査請求・不服申立編」記事一覧へ≫「障害年金 - 再審査請求編」記事一覧へこんにちは。胃がんブログの管理人Mです。今回は久方振りで「ガンの障害年金」について。「再審査請求から公開審理まで」に費やした期間がわかったのでブログに書こうと思います。障害年金とは(「がん」に...


現在、障害年金の件でボクが進めているのは、不服申し立てが2件。


額改定請求に関する審査請求
→通常の障害年金受給分(将来にわたって年金が支給される方)


訴求請求に関する再審査請求
→過去5年間に遡って年金が支給される方


①については本来なら、再審査請求をしているはずなんです。


最初の障害年金申請の時、内容については全く審査が行なわれずに障害認定されたことが発覚しました。


そこで不服申し立てを検討したところ、審査請求できないことが分かりました。なぜなら、請求で不服を申し立てるべき「審査」が存在しないからです。


こんな馬鹿げた話しはあり得ないことですが、実際に起こってしまったのです。


不服申し立ての道が閉ざされたボクは、その代替策として「額改定請求」というものを行ないました。


しかし、額改定請求の結果は残念なものでした。


しかもこの間、今まで満足な結果を得られなかった原因が依頼した社労士にあるのだと気付きました。


ここまでやってきて手遅れな感は否めませんが、社労士を切り替えることにしました。


そして、新しい社労士のもとで額改定請求の審査請求を行ないました。


ここまでを整理すると、
通常の障害年金申請→②額改定請求→③審査請求となるわけですが、本来なら②は審査請求③は再審査請求になるはずなんです。


ところが、②は不服申し立ての部類というよりも、ただの変更手続きになります。


よって、制度上では③が最初の不服申し立てになっているわけです。


ちなみに、額改定請求の審査請求については未だ返答がありません。


胃がんになって。癌はいつもボクを裏切りつづけた


今回、社労士事務所に出向いた理由は、再審査請求について間もなく公開審理が開かれるから。


とは言うもの、最近は体調不良の度が増したこともあって時間通りに目的地まで辿り着くのもままならない。


これから闘病生活を始める読者の方もいらっしゃると思うのでガッカリとさせたくはないのだが。


ボクの場合、あくまで結果論になりますが


胃がんの術後は、たとえどんなに後遺症がつらくても、いずれは「時の経過」がすべてを治癒してくれるのでは?という期待や希望があった。


しかし、それは期待はずれだった。胃を全摘してから、もうすぐで6年半。


その間、ずっと栄養失調の状態が続いている。後遺症に耐えうる体力もそろそろ限界にきた。


結果的に、「胃がんになって何も良い事がなかった」というのが正直な感想だ。


常に前向きな気持ちで闘病してきたつもりだった。しかし、癌はいつもボクを裏切りつづける。


そして、癌はボクからすべてを奪い去った。



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再審査請求の公開審理、その実態や不利な現実について社労士から色々と教えてもらったこと


障害年金の打ち合わせのため、社労士事務所に向かう途中にまた原因不明の冷や汗。いったん立ち止まったので、少し到着が遅れた。


担当の社労士I先生に、社労士事務所が提携してる「障害年金の第一人者」の社労士T先生。2人が待っていてくれた。


真っ青なボクの顔色を見て、とても心配された。ボクは「具合が悪いんです」と言いつつ、席につく。


まず最初に1枚の紙を渡され、T先生が「公開審理」についての説明を始めた。


厚生労働省 公開審理の構造図
※サムネイル画像になっています


渡された紙を見ると、それは厚生労働省における「合議体の構成」の表だった。


これは公開審理を構成する今現在においての審議員メンバーを示すものだった。


社労士の説明によると、左の欄の「審議長」は高等裁判所の元判事。そして、右の欄の審議員が実際に障害の程度を判断する認定医になっている。


まず、この紙を見て驚いた。日本全国から行われる不服申し立て(再審査請求のこと)のすべてをたった6人のメンバーで扱っているのだ。


これじゃあ、順番が回ってくるのに半年以上かかるわけです。


障害年金は、公開審議に限らずこの認定医の独断で等級が決められる。


よって、障害年金が認められるか否かや等級についてはどの認定医が担当するかによって大きく左右されることになる。


なぜなら、認定医には、それぞれ専門の分野があるからだ。


ちなみに表の中では、認定医①は膵臓がんを専門にする外科医で、認定医②は内科医


ボクの場合は「胃がん」。通常なら第1部会で公開されるべき事案だが、通知されたのは第2部会


ボクにとって不利となるメンバーにより公開審理が行われることになった。


社労士がこれまで経験してきた中では、この②という認定医は毎回、血液検査の数値のみを認定基準としているらしいのだ。


しかし、胃がんの場合は必ずしも血液検査の数値が障害と関係するものではない。


最もQOL低下に影響をもたらすのは「胃の喪失」という物理的な現況だからだ。


だからといって、こちら側から決められた部会やメンバー構成に対して不服を言うことは出来ないらしい。


公開審理はいわば、国を相手にした戦いなのだけれど、最初の入り口からすでに不利な状況。


再審査請求がほとんど認められないという現実をまざまざと感じされられた思いがした。


とにかくこちら側としては、胃がんの後遺症について、血液検査の数値のみを認定基準とする国の主張をいかに論破することが出来るか。


こちら側が主張する際の頼みの綱は、主治医に作成してもらった意見書だ。


医師の意見書


そして、診断書のみで審査がされ、ボクが作った「病歴・就労状況申立書」を完全に無視した裁定に対し主張していくことになるらしい。


まあ、そもそも、最初の診断書に病歴を詳しく書いてもらっていればこんな事態にまで発展しなかったのだが。


最初に依頼した社労士がいかに間違っていたかを今でも悔やむ次第です。


公開審理の直前で取りやめになるケースも


なお、予定される公開審理の直前1週間ほど前に突然、変更に関する通知が届き、公開審理が中止となるケースがあるらしい。


上の方で「額改定請求」についての審査請求の話しをしました。まだこれについては決定書が届いていません。


すなわち、額改定の審査請求を担当する審査員と公開審理の審議員の間で事前に話し合いが行われ、直前にこちら側の主張を認める場合があるそうです。


要するに、「このケースは公開審理しても国が負けることが分かっているよね」と判断した場合は、わざわざ公開審理を行わずに主張を認めてしまおうということ。


なんでも、社労士の話しでは額改定請求の審査請求について、決定通知が届くのが通常よりも1ヶ月以上遅れているらしい。


これは、公開審理の結果を待ってから裁定を下すつもりなのか、それとも上の主張を認める通知が直前に送られてくるのか。


今のところ、両方のケースがあり得るとのこと。


公開審理が取り止めになるのなら、これほどラッキーなことはないのだけれど、それにはあと数日中に通知が届くかなければならない。


今はその状況を見守るしかないけれど、あと数日以内に通知があったことの報告が社労士からない場合、不利な公開審理に臨むことになる。


今回の件が、胃がんで胃を全摘したことで後遺症に悩む多くの方たちの指針になってくると良いのだけれど...



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