「歩けない…」胃全摘後の体力激変に驚き!胃がん術後 歩行訓練2日目

ByM

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胃がんの根治手術で胃を全摘後2日目。まだICU(集中治療室)で過ごしている。


お腹の傷口が気になるけど、包帯や腹帯をしていて良く分からない。とりあえずお腹には力を入れないようにして、というより、そもそも力が入らない。腹筋取られちゃったし(汗)


歩行器 歩行訓練


▼前回の記事

【あなたの知らない胃全摘後の世界】胃がん手術の翌日、自分が別人に

前回の続き。胃がんの根治手術後、全身麻酔から目が覚めた時の私は、ICU(集中治療室)にいた。目の前には兄が付き添っていたが、開口一番「手術は10時間かかって無事に終わったよ」と教えられた。▼前回の記事【胃がん 根治手術】一瞬で終わった胃の全摘出と我が人生38年間2012年4月5日は、胃がんになった私の「根治手術」がおこなわれた日です。前日の4日、東京・築地の「がんセンター」に入院。翌朝8時過ぎ、車椅子に腰掛けた私は...



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胃がん 手術した「傷口の痛み」について


肝心な、胃を全摘した傷口の痛みだが、ICUにいる時のことはよく覚えてない。痛かったようなそうでなかったような…。硬膜外麻酔の管から定期的に鎮痛剤が送り込まれているためなのか?


私は手術によって、胃と脾臓を全摘。食道も一部切除した。癌が転移したリンパ節も郭清したし、腹筋も切り取った。さらに小腸を取り外し、胃の代替として再建まで行なった。それなのに痛みを感じないなんて、不思議なものだ。


むしろ辛かったのは、背中の方だ。寝返りが出来ないので「床ずれ」を起こしやすい。看護師さんから、定期的に体の向きを変えるように言われた。


しかし、お腹に力が入らないと上手く体が動かせない。人間という生き物は、いかに腹筋を頼りとして生きているのかが分かった。ベッドの柵につかまりながら、何とか寝返りを行なった。


胃がんの根治手術後2日目、再び「歩行訓練」開始


2日目に入り、昨日まともに出来なかった「歩行訓練」を再開した。


まず、最初の関門は起き上がることだ。仰向けの状態からは、まったく起き上がれない。胃がんの術後6年経過した今でも、仰向けの状態から起きるのにはかなり難儀している。


歩行器につかまりながら何とか立ち上がるが、体が異常に重くて息が苦しくなる。ICUを出て、廊下を一周するのが目標だった。


さっそく、歩行を開始。しかし、数歩ほど歩いたところで立ち止まる。信じられないことだが、つい一昨日まで、何も意識もせずにしていた普通のことが出来なくなっていた。

胃がんの手術で変わり果てた体力の激変に驚き

「歩けない…」


呼吸困難


いくら頑張っても、体が重く、呼吸が苦しくて歩けない(汗)自分の外見は手術前とまったく変わらないが、体の中身は別人のように激変していた。


この後も、数歩ずつ歩いては休むという動作を繰り返したが、通り過ぎる看護師さん達の視線が痛い。結局、半周にも届かないところでギブアップした。


自分はまだ食事すら行なえていない。全身麻酔で眠っている間に手術を終え、傷口の痛みも分からない自分。手術の影響を実感したのは、この「歩行訓練」だった。


体の臓器を喪失したことがいかに大きなことなのかは、歩行がまともに出来なくなったことで初めて認識することになった。今後の先行きを考えたら、とても恐ろしくなった。


(初回投稿:2018年5月15日)


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