胃全摘(胃なし)後に胃がんの再発する3つのメカニズムとは?!

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2019-05-19
胃がん再発「転移性肝がん」で余命宣告
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エコー超音波検査で肝臓に見つかった数個の白い影は、ボクにとって第2のがん闘病人生がはじまるきっかけでした。

再びおこなわれた精密検査(造影剤CT検査)の結果、胃がんの再発による「転移性肝がん」と断定されました。そして、ボクには最長1年という余命宣告が下されたのです。

エコーの検査画像を見たときは、肝臓に何個も白い影が写っており、もしそれがすべて癌だったとするならば、素人目で見た場合でも、間違いなくすでに手遅れだと感じていました。

しかし、再発がんの宣告を受ける過程のなかで、ボクには「ある疑問」が湧いていました。

それは、胃を全摘したボクになぜ「がんの再発」が起こり得るのか?ということ。胃を全摘出したのは、「再発防止」の意味合いも含まれていたからです。

今回のテーマは「胃全摘後のがん再発」。医師から説明を受けた「胃がんで胃全摘手術後のがん再発メカニズム」について書き記していこうと思います。

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胃がん再発のCT検査画像

エコー超音波検査のあと、ボクは主治医からその検査画像を見せてもらいました。

そして、検査画像を一緒に見ながら再発がんについての指摘をされたのです。

検査結果の画像は極力もらっておいたほうが良い

しかし、ボクは後になって思いました。

「しまった!画像をプリントアウトしてもらえば良かったなぁ…。」

検査結果の画像をもらわなかったことを後悔したのです。

まあ、別にプリントアウトしてもらったからといっても、素人目でしかわからないのですが…

ただやっぱり、もらえるものならもらっておいたほうが良いと思いました。なぜなら、他人に自分のがんを説明するときは画像があったほうが説得力もあるし、説明もしやすいからです。

検査画像をもらわないがん患者が多いのかも?

そこで今回は、主治医にお願いしてCTの検査画像をプリントアウトしてもらいました(^^)

ところが、主治医は「アレ?どうすれば印刷できるのやろ。」と、プリントアウトするのにずいぶんと手間取っていました。

教授として大学病院に赴任したばかりということもあったのかもしれませんが、もしかして、他の患者さんは案外このようなお願いはしていないのかも?と思いました。

転移性肝がんのCT検査画像

そして、これがプリントアウトしてもらった転移性肝がんのCT画像です。

転移性肝がんのCT検査画像

ブログに掲載するためにいろいろとやってみました。しかし、元画像のカラー印刷をそのままアップすると、どうも白い影の部分が映りづらい(汗)そこで、白黒の形にしてみたのです。

でも、画質が荒くなってしまったので、写真に撮ってみたのがこちら。

転移性肝がんのCT検査画像を写真撮影したもの

それぞれ線で囲んだ部分が転移性肝がんの白い影です。

再発がんの切除手術を急ぐとされる理由

画像を見ると、白い影が数ヶ所ありますよね。

仮に、これらがすべて癌だったとなると、ほかにも目に見えない細胞レベルの癌が無数に散らばっていることになるので、すでに手遅れなのだというのがエコー検査での説明でした。

しかし、CT検査の結果では、エコー検査で危惧された数ヶ所の白い影は幸いにも肝血腫の可能性が高いと判断されたそうです。

したがって、画像で見る限り、ボクの肝臓に確認できる癌はでっかいのが1個ということになる。

もしも細胞レベルの癌が存在せず、このでっかい癌だけなのであれば、これを手術で取り除けばボクは助かるのです。

目に見える癌が2個3個と増えないうちにと、主治医が手術を急ぐ理由がよく理解できました。

がんの再発が発覚して、さすがにもう駄目だと思いました。

しかし、ボクの場合はどんな苦境に立たされても、必ずどこかに奇跡が起こる余地が残されていることが多いのにはいつも驚かされるばかりです。

手術で胃を全摘出した(胃がない)のになぜ癌は再発するの?!

主治医は、ボクにCT画像をプリントアウトした後、おもむろに絵を描き始めました。

そして、胃を全摘出したあとに胃がんの再発するメカニズムを説明してくれたのです。

胃癌が細胞レベルで広がっていく3つの性質とは?

▼主治医の手書き説明メモ①

胃全摘後に胃癌が再発した転移性肝がんのメカニズムについて主治医の手書き説明メモ1

胃癌が細胞レベルで広がっていく性質は、次の3つに大別されるらしい。

  1. 血行性
  2. 腹膜播種性
  3. リンパ節性

抗がん剤治療の限界「抗がん剤にはどんなものにも限界があって…」

ボクの場合は、胃がん治療の際におこなった術前・術後の抗がん剤治療で、2.と3.の癌は消失したはずだけれど、1.の血行性については退治できなかった可能性があるとのこと。

すなわち、胃の全摘手術をおこなう前には、すでに目に見えない細胞レベルの癌が血管をたどって散らばっていて、それが根治手術から5年以上して動き出したという訳です。

そして、それが今回の肝臓へのがんとして発覚した…。

主治医「抗がん剤にはどんなものにも限界があって、上の3つをすべて退治することは不可能ということやな。」

ボクの「転移性肝がん」は「リンパ節に転移したがん」とは別物だった

なお、ボクにはリンパ節に転移した癌がまだひとつだけ残っていることを以前の記事に書きました。

▼関連記事

実は…。手術後の病理検査で胃がんのリンパ節転移が発見されていた…

胃がんの再発が肝臓への「転移」という形で見つかり、再発がんの精密検査を言い渡されたのが2018年10月3日でした。それから、精密検査の予定日となる10月19日までにつづってきた闘病日記を前回の記事にまとめたところです。▼関連記事【再発がん告知から1週間】ブログに書いた胃がん闘病日記まとめ2012年4月5日、ボクは多発性高度リンパ節転移胃がんの治癒切除手術を受けました。そして、2018年10月3日の定期健診で、術後6年半目に...

胃がん手術後に発覚した「リンパ節転移」をいろいろと考察してみた

前回の続きを。障害年金の関係で、胃がんの病状や転移の状況、術後の後遺症などについての説明書きをボクの主治医にお願いしたことがありました。実際に、「診断書」という形で作って頂いたのが、2018年1月24日のことでした。ちなみに、なぜ「診断書」という題名になったのかといいますと、主治医の配慮によるものです。実質的には「意見書」にあたるわけですが、そのような題名で文章を作成すると作成料がバカ高くなるのだそう(...

これとは別に、ボクの体内には「血行性」という性質を持った癌が存在していた、ということになる訳です。

なぜ胃がん手術後6年半も経ってから再発するの?「がんは5年で完治」ではないの?!

念のため、ボクは何度も主治医に尋ねました。「肝臓に出来たのは新しい癌ではなく、胃がんの再発なのか?」と。しかし、どうやら再発で間違いないようです。

そうすると、さらなる疑問が浮かんでくるのです。

胃がんの根治手術をして6年半も経つのに、なぜ今頃ガンが再発するの?

胃がんの場合は通常、5年経過すれば「完治」と言われるはず。それなのに、なぜ今頃になって癌が動き出したのでしょうか?!

それについて主治医の説明によると、「細胞レベル」で散らばっていた癌のうちのひとつがずっとボクの体に残っていて、それが術後5年目あたりから急に活発になり出した可能性が高いとのことです。

主治医の説明をあえて細かく書いているのは、決して胃がんの術後を順調にお過ごしになっている患者さんを脅かすつもりではありません。

しかし、これらの説明は、たとえ術後5年を経過しても決して油断してはならないことを示唆しているのです。

それぞれに個人差もあるのでしょうが、がんの再発する時というものは、術後5年や6年の経過など関係なく再発してしまうということなのです。

よって、がんの術後5年が経過した場合でも、決して「完治」したものだと油断してはいけません。ご自身の判断でこまめな定期検査をおこない、常にがんの再発チェックされることをおすすめする次第です。


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まとめ

医師の説明でわかったこと

  • 抗がん剤によってすべての癌を消失させることは不可能(だから胃がんの術後は決して油断してはならない)。
  • 術後5年経過したあとも定期的な検査をおこなうべき(癌が再発する時は何年経っても再発する)。

おわりに

▼主治医の手書き説明メモ②

胃全摘後に胃癌が再発した転移性肝がんのメカニズムについて主治医の手書き説明メモ2

そして、癌が1つだけのうちに「MRI検査」でさらに詳しく検査したうえで、すぐに手術をおこなえばボクの助かる可能性は高いと主治医に言われました。

しかし、それを拒否せざるを得なかったのは前回の記事に書いたとおりです。

ボクにはまだ、再び「奇跡」が起こる可能性が残されていた。

しかし、この希望は、現在も続く身内による妨害のせいで駄目になってしまった。こうしてボクは、身内の思惑通りに刻一刻と迫る「死」を待つしかない現状にあるのです。

もし、このような状況に立たされた時。あなたならどうしますか?!

あわせて読みたい①

>>余命宣告を受けた2018年10月24日の「胃がん闘病日記はこちらから

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