かつての特撮ヒーロードラマ『ミラーマン』で主人公・鏡京太郎役を演じた俳優・石田信之さん(享年68歳)が13日、大腸がんを原発巣とするがんの多臓器転移のため死去していたことが明らかとなりました。石田さんの訃報は、所属事務所が16日に公表しました。
俳優・石田信之さんの略歴
石田信之(いしだ のぶゆき、1950年8月30日生まれ)さんは秋田県の出身。まだ新人だった頃から活躍をはじめ、70年はTBS系ドラマ「柔道一直線」に出演。71年にはフジテレビ系の特撮ヒーロードラマ「ミラーマン」の主人公・鏡京太郎役に抜てきされ、一躍人気者となりました。
それ以後は、テレビや映画を中心にさまざまな作品に数多く出演。2006年公開の映画『ミラーマンREFLEX』では、主人公の兄・影山恭太郎役として出演しています。
また、17、18年には特攻隊を題材にした朗読劇『遠き夏の日』の脚本を担当。石田さんは「生まれは戦後なんですが、子供の頃はまだ戦争の傷跡が残っている時代でした。やっぱり戦争は絶対にやってはいけません」と強い思い入れを語っていました。
壮絶ながん闘病生活、大腸がん発覚から8回以上の手術
14年に大腸がんが発覚して以降、石田さんは8回以上にわたり手術を受けるなどしてがん闘病を続けてきました。
石田さんは13年、腹痛などに加え、骨盤周辺にも痛みを感じるようになったといいます。14年1月に病院で検査を受けたところ、ステージ4の大腸がんと診断されました。
同年3月には、大腸がんの切除手術をおこなっています。しかし、その後の検査結果では「肝臓」に転移が見つかり、新たな別の「胃がん」も発見されました。
同年5月には胃がんの手術。8月には続けて肝臓がんも手術をおこないました。その後は化学療法を続けるも、15年7月に尿管へのがん再発。この時に、医師からは「余命30ヶ月」の宣告を受けたといいます。
尿管がん発覚後は11ヶ月の間に4回手術を受けるも、片方の腎臓が機能を停止していたようです。
昨年6月には、胆管を広げる手術で満身創痍の状態にあったとされます。それでも石田さんは「(がんと)長く付き合おうじゃないか」と述べたうえで、舞台の脚本などを手がけるなど、あくまで前向きにがん闘病を続けていました。
石田さんは、自身のブログでも、がん闘病中の様子をたびたび伝えていました。
最後のブログ更新となったのは、今年4月6日のこと。娘の自宅で孫の小学校入学をお祝いしたことを報告していました。その時は「体調は、安定しています」とつづっていたものの、5月になってから体調を崩し入院。その後は徐々に体力が衰弱し、体重のほうも30キロ台にまで落ち込んでいたそうです。
最後は家族に見守られながら、静かに息を引き取ったといいます。
石田さんのご冥福をお祈りいたします。
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