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新潟県 中子の桜©Koichi_Hayakawa(Licensed under CC BY 4.0

映画『雨に唄えば』のあらすじ&レビュー!心躍るミュージカル映画を観て楽しむ方法!

2019年08月17日
今日のエッセイ

ミュージカル映画の金字塔と言えば間違いなくジーン・ケリーが主演の『雨に唄えば』です。

ジーン・ケリーが土砂降りの雨の中で主題歌を歌いながらタップダンスを踊るあの映画史に残る名シーン。

ジーン・ケリーのファンならずとも、そこそこの映画好きであれば何かの特集で紹介されたりしたことをきっかけにこのシーンや映画のことは一度でも目にしているものと思います。

ちなみに、映画『雨に唄えば』はアメリカ映画協会(AFI)が発表したミュージカル映画ベストの第1位、アメリカ映画主題歌ベスト100の第3位、アメリカ映画ベスト100の第10位、情熱的な映画ベスト100の第16位に選ばれた名作です。

好きな芸能人が出演している映画やテレビで話題にされた映画しか観たことのない人にとっては昔の名作なんてどうでも良いのかも知れません。

しかし、もし何かのきっかけでこの映画に興味をお持ちになった際には一度だけでも良いので最後まで『雨に唄えば』を観てみることをおすすめします。

映画 雨に唄えば

『雨に唄えば』のあらすじ

1928年に公開のサイレント映画『恋多き女』宣材写真 グレタ・ガルボとジョン・ギルバート

『恋多き女』(1928年)の宣材写真。グレタ・ガルボとジョン・ギルバート。サイレント映画からトーキーへの移行期に製作された、音楽付のサイレント映画


この映画は、まだサイレント(無声映画)時代だった頃の映画界を題材にした物語です。

ここからは『雨に唄えば』のあらすじを簡単に書いていきます。今からこの映画を観るという方はサッと読み飛ばして下さいね。

映画界の大スター男優ドンと女優の卵キャシーの出会い

男優のドン(ジーン・ケリー)と女優のリナ(ジーン・ヘイゲン)は、映画界の2大スターとして君臨。いつも映画で共演している2人は世間から恋人同士と見られていました。

実際のところ、リナはドンとの仲を恋人きどりのように振る舞っていましたが、ドンの方はそんな気はさらさらなかったようです。

そんな中、ドンはあることがきっかけでキャシー(デビー・レイノルズ)という女優の卵と出会います。

キャシーはドンに対し「スクリーンの前でかっこつけているだけで、演技でも何でもない!」と言ってしまいました。

当時はサイレント映画が全盛なのです。俳優は身振り手振りだけで演技をおこなうのですが、ドンにからかわれたことで逆上したキャシーは「話さない俳優」という意味でこのように揶揄したのです。

恋への発展

彼女の言葉は核心をついていました。最初はその言葉に怒ったドンでしたが、それを境にキャシーの存在が気になるようになり、物語が進展していきます。

どこかに行ってしまったキャシーを見つけられずにいたなか、ドンは撮影所で思いがけない再会を果たしました。

2人は互いに想いを伝え合い、恋に発展します。

トーキー映画の登場

ちょうどその頃、映画界には突然トーキー(音声あり)映画が登場します。

★★★☆☆ 1時間36分
1927年。映画界にセンセーションを巻き起こした世界初のトーキー映画。
ジャンル ドラマ, アート・エンターテイメント・カルチャー
監督 アラン・クロスランド
主演 アル・ジョルスン, メイ・マカボイ, ワーナー・オーランド

その映画は、世界初のトーキー映画として1927年10月に公開のアメリカ映画『ジャズ・シンガー』でした。

『ジャズ・シンガー』は興行的に見て大成功を収めます。

窮地に陥ったドンを救う「ミュージカル映画」の製作へ

最初はトーキーをバカにしていた映画人たちでしたが、映画の大ヒットを受け業界全体が急遽トーキー映画の制作に取り掛かるようになりました。

ドン達もその波に押され、例外ではなくなりました。しかし、ノウハウのない彼らは最初の試写会で大失敗。本公開まで6週間と迫ったなかで、ドンの相棒コズモ(ドナルド・オコナー)が窮地を救う名案を思いつきます。

それは、映画をブロードウェイ・ミュージカル仕立てにすること。さらに、声がひどいリナの代用としてキャシーにアテレコをさせるというものでした…

★★★★☆ 1時間38分
ジャンル コメディー, アート・エンターテイメント・カルチャー
監督 ジーン・ケリー, スターンリー・ドーネン
主演 ジーン・ケリー, デビー・レイノルズ

映画『雨に唄えば』のレビュー、感想など

ここからは、この映画を観てボクが感じたことや思ったこと。映画『雨に唄えば』のレビューを書いていきます。

心躍る映画

心躍る人

この作品を一言で表現するなら、とにかく「心躍る映画」です。

そんな思いを提供し、きっかけとなる要素は踊りと歌。まさに「ミュージカル映画の王道」たる所以ですね!ボクはこの映画を観て以来、ミュージカル映画が好きになりました。

【必見】タップダンスを基調としたアクロバティックな踊りは今の目で観ても決して色褪せない一級品!

この映画で特筆すべきなのは、主演2人(ジーン・ケリーとドナルド・オコナー)のダンス。これが本当に凄いんです!

ちなみに、この映画が作られたのは1952年。まもなく70年が経とうとしているのに、今の目で観て決して色褪せることがないんです。これって本当に凄いことですよね!

どんなに名作・傑作と言われた作品でも、昔の時代背景を元に作られていますから、それなりに違和感やまどろっこしさというものをどうしても感じてしまうものです。

少し映画とは脱線しますが、テレビのバラエティー番組が良い例かと。子供の頃に腹を抱えて笑って観ていたドリフターズの伝説的な番組に『8時だョ!全員集合』がありました。

以前にDVDが発売されたので購入してみたのですが、面白いことは確かなのだけれど、今の目で観るとどうしても間延びした感が否めないんですよね…。善悪は抜きとして。結局、一度観た限りで終わってしまったんです(汗)

その点『雨に唄えば』はそんな風に感じたことが一度もない。それよりもむしろ、この映画で観られるキレッキレの踊りには今時のダンサーを遥かに上回るようにさえ感じられるのです。

これは、いかに2人のダンサーとしての技能が優れていたかを指し示すものだと思います。

ドナルド・オコナーのコミカルな“魅せるダンス”は必見

とくにその中でもドナルド・オコナーの“魅せるダンス”は必見だと思います。後ろ向きに倒れてみたり、壁に激突してみたり…自然に壁を歩いたりもしているのです。

また、ソファーで人形と戯れるのもパントマイムのようで面白く、あのコミカルチックな動きを見ていると自然と笑みが漏れてしまいます。

最初にこの映画を観たときは、ジーン・ケリーから感じる肉体のゴツゴツぶりに少し違和感をおぼえましたけど(笑)

それとは対照的に、ドナルド・オコナーの小さくて端正な顔立ちと青い瞳、スレンダーな体から繰り出されるキレッキレのダイナミックなダンスには圧倒されます。

まあ、出演者はみな総体的にみて足腰がしかばねのように鍛えているのだな、という印象を持ちました。

そして、軽快な音楽や歌のほうも愉快で楽しい気分にさせてくれるものばかり。まるで美しい詩を読んでいるかのような歌には心が洗われる気がします。

美しい歌声とともに美辞麗句の連なった歌詞を聴いていると、落ち込んでいるときでも笑みが自然と溢れてくるのですから音楽の力は不思議なものです。

映画で流れるブロードウェイミュージックは「これぞまさにアメリカ!」という感じを存分に堪能できる名作です。

何故この映画が色褪せないのか?その理由のひとつは…

よく、「古き良き」という表現が使われることがあるのだけれど、この『雨に唄えば』に限ってはそんな雰囲気が微塵にも感じられないのは先ほども書いた通りです。

そのひとつには、映画のほとんどが豪華なセット撮影にあることも、いつまでも色褪せない輝きを放つ理由なんだと思います。

どんなに歌と踊りが素晴らしくても、背景に時代を感じさせる昔の看板(例えば大村崑さんのオロナミンCなど)などがぶら下がっていたりしたらやっぱり一歩引いて観てしまうものですよね。

映画好きにとってはストーリーも魅力です

この映画が作られたのは1952年。映画の舞台もサイレント映画からトーキー映画へと移り変わって行く少し前の時代が描かれています。

落ちぶれていた主人公ドンは努力によってスターの座を手にし、相方のコズモも自身の才能を活かせる裏方として活躍。

なかなか芽が出なかったヒロインのキャシーもサイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代のなかで自らの活躍する場所を見つけます。

また、ドンとキャシーを邪魔する恋敵のリナは最後に失脚する結末を迎えるのです。

サイレント映画からトーキー映画へ移り変わる時代の節目を感じられるストーリーは映画好きにとってはとても興味深い内容かと思います。

  • みんながこぞって発声教室に通ったことで、発声教室が大儲け
  • それまでは大声で話しているのが当たり前だった撮影現場も、「撮影中は静かに」という張り紙が登場して、雰囲気が一転
  • 声をマイクで拾う必要があるため、マイクをどこに置けばいいかで一苦労
  • 演技中に適当に言葉を発するのをやめて、ちゃんとした脚本を書こうという話が出てくる

トーキー映画が生まれたことにより、ハリウッド周辺で起こる変化がよく描かれていて秀逸です。

ただし、最新の映画ばかり観てきた人にとっては、こういった内容だけだとこの作品を観るキッカケがなかなか作り出せないのかも知れませんね…。

何度観ても飽きない『雨に唄えば』の楽しみ方~ボクの場合

雨の中のダンス

実を言うと、ボクはこの映画『雨に唄えば』をこれまで何十回となく観てきました。「よく飽きないね」と言われてしまいそうですが(汗)

まあ、年に1回くらいの頻度ではありますが、体調のリズムがおかしいなぁ…と感じるときに限ってこの映画のことを思い出すんです。

この映画の歌と踊りを観て聴きながらそれに自分を投影させると、知らないうちに笑みが戻り元気になっている自分に気付きます。

どうやら、リズミカルで心躍る映画というものは体のリズムを正常にして元気を取り戻すキッカケを与えてくれるようです。

Singin 'in the Rain 公式予告編

雨に唄えば(1952)公式予告編

おわりに

これから『雨に唄えば』を観ようか迷っている人に言えるのは、ぜひ一度観ておいて損がないということです。

ジーン・ケリーが大雨の中(たぶんこれもセットです。凄いですよね!)で歌って踊るシーンは、映画史上に残る名場面と言われています。

気分が落ち込んだときや、元気をもらいたいとき。楽しい気分になりたいときにはオススメな作品です!

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