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新潟県 中子の桜©Koichi_Hayakawa(Licensed under CC BY 4.0

胃・前立腺…癌の切除で手術後に生活レベルを下げる部位やステージの代表格は?

2019年08月20日
胃がんブログ

こんにちは。胃癌ブログ『ゆうらり』の管理人Mです。今回は、癌の切除で手術後にもたらされる生活レベルの質(QOL)低下についての話しを。

胃や大腸、前立腺など、癌はさまざまな種類がありますが、癌の切除によってその後の生活が一変してしまう場合があります。

癌の手術後、生活レベルの質低下に苦しむ患者

癌が見つかればそれを切除するのが一般的な治療法です。しかし、癌の部位やステージによっては手術後に大きく生活レベルの質を下げてしまう場合もあるのです。その代表格はどのようなものでしょうか?

胃がんの手術後に後遺症で生活が一変した僕の話し

胃がんになった僕は、術前の化学療法(抗がん剤治療)を経たうえで2012年4月5日に「胃全摘脾摘リンパ節郭清手術」を受けました。

すなわち、胃と脾臓を全摘し、食道も一部切除。さらに、転移した胃の周りのリンパ節を取り除きました。そして、胃の代用として小腸を移植するという再建手術が行なわれたのです。

その結果、胃がんの手術後にさまざまな後遺症が起こり、生活が一変。生活レベルの質(QOL)が低下したことで、日常生活ではいろんな制約に苦しんできました。

なお、僕の胃がんに関する詳しい経緯は下記の「胃がん History」で確認できます。

癌は切除すれば全てが終わりという簡単な病気ではない

今回なぜこのような話題を取り上げたのかといいますと、癌は切除してしまえばそれで全てが終わりという簡単な病気ではないということを知ってもらいたいからです。

癌は、切除する部位や進行度(ステージ)の違いよって生活を一変させてしまうようなQOLの低下をもたらす場合があります。

ですから、定期的ながん検診を続けることで早期発見するのが大切だと言われるのです。

しかし、癌が早期発見できたとしても、肝心な治療や手術の術式を誤るとどうなるのでしょうか?下手をすれば後遺症を抱えることでその後の日常生活に重大なQOL低下のリスクを伴うわけですから注意したいものですよね。


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【要注意】癌の切除で手術後に生活レベルを下げる部位やステージの代表格は?

癌の切除手術後に生活の質、QOLの低下で寝込んでいるがん患者の様子

それでは、実際に治療を進めたり癌の切除をするうえで知っておくと便利な「手術後に生活レベルを下げる部位やステージの代表格」を見ていきたいと思います。

これについては、「切るべきがん・切ってはいけないがん」 違いはどこにあるかという記事にもなっており、参考に出来ることが多く書いてありました。

昨年、胃がんのI期で全摘手術を受けたA氏(75)が打ち明ける。

「手術によって再発の心配がほぼなくなったのはありがたいのですが、術後は食事量が半分ほどに減って、体がやせ細りました。さらに、食事は1日6~7回に分けて取らなければならず、そのうえ食後30分は安静にしなくてはいけない。食事が楽しくないだけじゃなく、それ以外の生活にも制限が大きい」

やはり、胃がんによる胃の全摘が代表格の筆頭として挙げられました。それも、今回の例に挙げられているのは僕のようなステージ3B以上の胃がんではなく、1期の患者さんなのです。

初期の胃がん1期。現在の標準治療は?

多大なQOL低下のリスクまでおかして初期の胃がんで胃を全摘する必要があるのでしょうか?これについて説明が続きます。

 日本人男性に最も多い胃がんは、I期の5年生存率が94.6%と100%近いが、術後にA氏のように落ち込む症例が少なくない。住吉内科・消化器内科クリニック院長の倉持章医師が指摘する。

「高齢者が胃を摘出すると、食事量が5~6割まで減って体力や筋力が激減し、術後のQOLが下がるリスクが大きい。身体が衰弱して他の病気になるケースもよく見られます」

 現在、胃がんI期の標準治療は低侵襲(体に負担をかけにくい)の内視鏡手術だ。

「患部のみを内視鏡の先のナイフで切り取る内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が主流です。早期の胃がんでは、なるべく胃を残す治療をすべきです。内視鏡専門医がいない病院や、がんのできた位置によっては、開腹して胃を摘出する手術を勧められることがありますが、基本的には避けたほうがよいと考えます」(倉持医師)

雑誌
出版社: 医学書院 (2018/4/16)

胃がんの部位によっては早期発見でも胃全摘を医師から勧められる実態、その時どうすべきか?

診察でがん治療の説明を受ける患者の様子

胃がんの場合、胃を全摘するかどうかは病期のほか、癌の出来た部位によっても判断が異なるようです。

僕の場合、実際に医師から説明を受けたのは、「胃の上部に癌が出来たら全摘、下部なら一部切除」というものでした。

理由としては、胃の上部を切除すると、下部だけ残してもちゃんと機能を果たさないので、再発の心配を考えると全摘するのが最適というものです。

確かに、再発リスクを考えると納得させられるものがあります。しかし、現実のQOL低下との兼ね合いを考えると如何なものか?

機能的な面では、胃の上部を切除しても下部の残胃がちゃんと機能するような術式も存在しているのです。

▼関連記事

胃がんに強い『都立駒込病院』の最先端治療、手術後のQOLを考慮した胃の上部だけを切除して下部を残す術式とは?!

こんばんは。胃癌ブログ『ゆうらり』の管理人Mです。胃がんの宣告を受けた人は、今後の治療や手術についてどうすれば良いのか?病院選びは?セカンドオピニオンは?と、突然舞い降りた今まで経験したことのない人生の一大事に遭遇し、途方にくれることと思います。私もそうでした。藁にもすがる思いであれこれとネットで有益な情報がないものか検索される方も多く、このブログへも胃がんの宣告を受けた多くの方々がリアルタイムで...

したがって、早期発見した初期胃がんの場合は再発リスクとQOLの低下リスクをよく比較検討することが大切です。

そのためにも、医師が強く胃の全摘を勧めてきた際にはセカンドオピニオンを受けられることを視野に入れておいたほうが良いかも知れませんね。

まとめ/癌は生活の質を考慮した治療や手術が最善

他には、癌を切除することで手術後に生活レベルを下げる部位やステージの代表格として前立腺がん、咽頭がんなどが挙げられています。

固形がんを根治させるためには癌の切除が必須です。しかし、癌は切除すればそれで終わりと安易に考えるのは軽率。後々の生活の質も考えたうえで治療や手術の方式を検討するのが最善といえます。

そのためにも、まずは癌の早期発見。これが一番の重要課題となるわけです。


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