前回の入院中には結局、がん治療をすることが出来なかった僕ですが、6月10日の土曜日にいったん退院し、11日の日曜日は自宅で安静に過ごした上で迎えた月曜日。今度こそ、の意気込みで再入院しました。
しかし何故、僕はともかくとして、医師を含めた皆が治療を急いでいるのでしょうか?それは、胃がんの再発したヒトが治療をしないで生きられる期間が5年だからです。
かといって今回、重度の肺炎(膿胸)を患っている僕にとって、がん治療がもたらす生命の危険は30%という非常に高いもの。何度か逃げ出したくなる葛藤にも見舞われましたが、開き直って病院に無事到着しました。
そんな訳で今回は、翌日からいよいよスタートした現在も体験中である「SOX + HER」のあらましを…。すなわち、胃がん術後に肝転移・再発した僕のがん治療を説明していきます。
胃 SOX + HER q3wks療法 1クール目
まずは、朝食後に飲み薬の抗がん剤ティーエスワンを服用しました。
ティーエスワン(飲み薬の抗がん剤)
上の写真で、丸い錠剤が2錠。ティーエスワンは胃がん治療の臨床試験(術前・術後)の時に既に経験済みだったので懐かしいなぁと思いつつ、今回は体力的に大丈夫なのだろうか⁉︎と身が引き締まる感じでした。
ティーエスワンの副作用
・色素沈着
・手足の荒れ
・下痢
ハーセプチン(分子標的薬)
点滴の抗がん剤は午後からのスケジュールだったので、午前中はシャワーを浴びるなどしてゆったり過ごしました。
昼食後にさっそく、緊張する点滴の薬物療法がスタートです。まず最初に、点滴1本目として生理食塩水を投与(15分)した上で、いよいよ点滴2本目。得体の知れない分子標的薬「ハーセプチン」が登場しました。
初回は90分で、2回目以降が60分の投与となるらしい。投与前に体温と血圧測定し、投与直後に再度測定。体温は36.4℃から37.4℃に急上昇したが、その後36.9℃で落ち着く。点滴が終わるまで看護師さんのこまめなチェックが続いた。
ハーセプチンの副作用
3人に1人位の割合で、はじめて投与する時(投与した日や翌日)に副作用が起こりやすい。ただし、2回目以降は起こりにくくなっていくみたい。
・発熱
・寒気
・心臓の働きが弱くなる
オキサリプラチン(点滴の抗がん剤)
点滴3本目は吐き気止めの投与(30分)だったが、この頃にちょうど回診が始まり、僕のベッドを訪れた医師は「これからが一番の山場。頑張りましょう」と言った。
あれ⁉︎そうだったのか…
僕はてっきり、ハーセプチンを終えたところが一番の難関だと勘違いしていた(汗)ここでやっと、抗がん剤は正常な細胞にまで傷つけるから今回の化学療法が生存率30%という危険なものだったのを思い出した。
という訳で、点滴4本目の抗がん剤「オキサリプラチン」を投与(120分)している時間は精神的にもかなり辛い時間となりました。しかし何とかこれを耐え抜き、最後に点滴5本目で生理食塩水を投与(5分)して、点滴による1回目の抗がん剤投与は無事終了したのです。
オキサリプラチンの副作用
投与直後または少し時間が経ってから、副作用が起こりやすい。
・手足や口の周りへのしびれや痛み
今回おこなった入院中の化学療法(分子標的薬・抗がん剤)について感じた事
こちらは、点滴による抗がん剤の投与スケジュールですが、1回につき、点滴の合計時間が約3時間50分から約4時間20分。次回からは外来で投与しなければならないらしい…。
点滴は3週間に1回投与し、内服は2週間服用して1週間の休薬というが、現在の僕の体力を考えると、ほとんど無理と言っていい位に至難の業だ。
まとめ
約4年以上にわたって僕の胃がん再発はデマだと言いながら周囲に意味不明な主張と嘘をばら撒きつつ、癌治療への同意・協力を頑なに拒否してきた私の兄。数年前、兄の自宅へ治療の協力を求めに行ってくれた弁護士と友人は、上記の様な嘘や私の悪口を延々と言い続ける兄とはまともな話しすら出来ない、と呆れ返ったそうです。
さらに、弁護士の証言によりますと、私の義理姉である兄の嫁さんは「親族は治療に同意や協力をする必要がない」と、何ら根拠のないデマを語っていたと報告を受けました。
それから数年が経過し、医師から僕の悪化した病状について説明を受けた兄は次のように嘯いたといいます。
「弟の身に何かあった場合は、連絡をもらえれば対応する。しかし、まだ身体が動く間は、何をされるかわからないので会う事が難しい」

【胃がん 術後 肝転移 肺炎 膿胸】親族の非協力で治療が再び頓挫する事態に
「弟の身に何かあった場合は、連絡をもらえれば対応する。しかし、まだ身体が動く間は、何をされるかわからないので会う事が難しい」実は、入院したのにも拘らず結局、がん治療を始める事が出来ませんでした。死亡率30%の危険性があるがん治療を行なうにあたって親族である兄に医師の側から何度も連絡したものの、折り返しの連絡がなかったからです。そこで登場したのが冒頭の台詞。この台詞は一体、何を意味するのでしょうか?僕...
何をされるかわからない?そもそも、兄は僕に対して、何をされるかわからないような悪事をはたらいた事があるのでしょうか?50歳になった僕が何かするのでしょうか?過去に重大犯罪を犯した兄とは違いますから、僕はこれまで一線を越えたり世間から逸脱するような悪いことをした事がないのです。
ありもしないデマや悪口を垂れ流し、嘘を嘘で塗り固めていった結果、僕のがん治療をここまで妨害してきた上で「何をされるかわからないので会う事が難しい」などと言っているのでしょうか?泰伸さん、三枝さん…。
イイですか?僕を含め、普通の人は悪い事をする前提で物事を考えたりしないんですよ。だから「何をされるかわからないので」などと考えるのは、ナンセンスな事なんだといい加減に理解しましょう。
なお、僕とは話しをするのが怖いので、通話やメールなどは未だ着信拒否していると。用事があれば、お手紙を書いて送って下さいとも話していたようです。医師が呆れた顔で話していました。