入院中、早朝5時に行われる血液検査ですが、3月に救急搬送されて以来、これまで採血を何十回されてきたのだろう…。
しかし、医師からは血液検査の結果について何ら具体的な説明を受けた事がないばかりか、データすらまだ一度も見せてもらった事がないのです。
そんな状況下で、「がん治療は生命に30%の危険性があるから断念しろ」とか、「治療は諦めて緩和ケアを」勧めてこられてもねぇ(汗)
そんなわけで僕は今回、採血に来た看護師さんにこうお願いしたんです。
あと、比較する為に、過去の血液検査の結果も知りたいのですが可能でしょうか?
がん治療を妨げる原因不明の厄介な病気「膿胸」のこと
胃癌の再発で、肝臓にガン細胞の転移が発覚。約4年が経過した頃から急速に体への異変を感じるようになりました。
そして、肺炎らしき症状の悪化で限界を感じ、3月26日に救急搬送されてから色々と検査してみた結果、僕の新たな病名は原因不明による「膿胸(のうきょう)」と診断されたのです。
膿胸とは
膿胸とは、細菌などの病原微生物が、肺の周りの胸腔(きょうくう)という空間に強い炎症を起こし、膿(うみ)を作る病気のことです
この膿胸という病気のせいで、僕の肺は右下半分が全く機能せず、既に完治させる事も不可能に近いといいます。さらに、この膿胸が僕にとってとても厄介なのは、癌の治療の妨げになってしまっている事。
そこで、話は冒頭のまえがきに戻ります。僕のお願いに対し、看護師さんはこう言いました。
比較する為の血液検査はどれにしますか?これまでに何回も採血されていますので…
【比較】救急搬送直後の血液検査結果(3月26日)
まずは、3月26日に救急搬送されてから最初におこなった血液検査結果がコチラです。
あれ?
細かい血液検査の項目一覧はよく分からないのだけれど、何だかパッと見た限り大した事なさそう…
医師という専門家の立場から見て非常に興味深い数値と言っていた腫瘍マーカーの数値。エエッ!それってどんなもんなんだろう…と気になっていたのだけれど、際立って目立つ箇所は見つける事が出来なかった。
胃がん術後に再発・肝転移で膿胸…最新の血液検査結果は【化学療法中】
そして、コチラが最新の血液検査結果です。
アレレ?
腫瘍マーカーはどれだろう?
異常所見の項目をネットで調べてみたが、どうやら肺や肝臓に関するものを重点的にチェックしたようだった。
したがって、今回の血液検査は、救急搬送直後のそれとオーダーした項目がかなり違っていた為に比較のしようがないみたい(汗)
まとめ
医師曰く「胃癌の再発・肝転移が発覚した当時に比べて、現在は腫瘍マーカーの数値が数百倍に増大している」
おそらく、腫瘍マーカーの異常所見を医師は別の血液検査結果を見てその様に言ったのだろうけど、いつの段階での採血なのかしら?もしかすると、2回目の入院で更に肺炎を発症してしまったのが発覚した時だったのかも知れません。
したがって、僕の場合は「肺炎→膿胸の連鎖≒腫瘍マーカーの数値への反映」、すなわち、肺の異常所見は癌の進行がやっぱり原因で、密接不可分の関係にある事は間違いなさそうですね(汗)
肺炎からの膿胸によって、病室でも24時間にわたり呼吸困難で、病院のネブライザーが手放せなくなったこの私。記事冒頭のアイキャッチ画像に掲げた通り、自宅でも薬を吸入できるネブライザーを新たに購入した次第です。退院したからといって、呼吸の苦しみとは生きている限り一生付き合っていかなければならなくなりました。
ちなみに、肺炎でイメージするのは、第9波が懸念される新型コロナウイルスのこと。僕はコロナとは無関係ですが、重症化しにくくなったからといって甘く見ない方がイイですよ。