ブロガーのM(@yulari_happy )です。
これまでは、司法書士Qが戸籍謄本のチェックを怠ったことを起因とするさまざまな相続登記のトラブルについて書き記してきました。
トラブルがどうにもならないと分かったときに司法書士Qが選んだ道は「戸籍の偽造」という犯罪に手を染めることでした。
▼前回の記事
相続人の中に行方不明者がいる場合の遺産分割協議や相続登記する方法は2つ!
ブロガーのM(@yulari_happy )です。消費者金融A社に不動産担保ローンを申し込んだKは、借金のカタとして相続登記がまだ済んでない実家の土地付き一戸建てを担保に提供しました。その案件で、さっそく消費者金融から登記の依頼を受けた司法書士Qは、事前にFAXで送られてきた戸籍謄本の内容をろくにチェックもせず「問題ない」と返答。これにより融資が実行され、相続登記と担保設定の登記が東京法務局福生出張所に提出されたので...
司法書士Qはなぜ社会規範を逸脱した人の道に反することをやってしまったのでしょうか⁈
「社会規範」とは?ざっくり簡単にいうと
そもそも「社会規範」って、簡単にいうとどんな意味なのかしら?
ざっくりいうと「社会規範とは、人と人との関係にかかわる行為を規律する基準やお手本のこと」だよ。
ちなみに、社会規範と呼ばれるものには伝統や慣習、宗教、道徳、法など、さまざまなものがあるよ。
ちなみに、似たような事柄で「人の道を踏み外す」や「人の道に外れたおこない」というように、人が何かを行おうとするときの基準として『人の道』というものを行動する際の物差しに当てはめることがあります。
人の道とは、人道や道徳、道義などと言い換えることができますよね。すなわち「人間として踏みおこなうべき道筋」や「人が人として生きてゆくうえで守るべきこと」をあらわしてこの表現を使うわけです。
「社会規範」と「人の道」の違いは、どう理解したら良いのか難しいわ…。
言葉のニュアンスで考えた場合、社会規範というのは「これは法律で決められているからやってはいけない」と頭でわかっている状態。これに対して人の道とは「これは法律の規定うんぬんではなく、そもそも人としてやってはいけない」と心でわかっている状態、と区別することが出来そうだね。
【人の道の具体例】新型コロナウイルス感染「ばらまき」がニュースで話題に
現在は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で猛威を振るっています。これに関連して、「人の道に外れたおこない」がコロハラ(コロナ ハラスメント)としてニュースで話題になりました。「ばらまく」と男性が訪れた飲食店、30代女性従業員が感染という記事になっています。
愛知県豊田市では市内に住む30歳代女性が感染。関係者によると、4日に感染が確認された同県蒲郡市の50歳代男性が「コロナに感染したからばらまく」と言って同日訪れた飲食店の従業員という。
新型コロナウイルスに感染した男性が「コロナに感染したからばらまく」と家族に伝えたうえで行きつけのパブへ訪れたということです。
これがテレビなどのニュースで取り上げられて話題になっていましたが、この男性を接客した女性従業員とは別に、男性の座っていたソファーに後から座った女性従業員がコロナに感染したと続報で伝えられています。なお、コロナ感染をばらまいたこの男性は、パブを何度か出入り禁止になったことのある常連客で、そのことへの逆恨みが動機だったようです。
しかし、新型コロナ感染者が全員で「コロナをばらまいてやる」と言って人の道を踏み外すことをやってしまったら、世界は崩壊してしまうに違いありません。
新型コロナウイルスを意図的に感染させた場合にそれを罰するための明確な社会規範(法律)はありませんが、パブのお店側が被害届を提出したことにより、刑法上の傷害罪や業務妨害罪で立件しようと警察が捜査に着手したと報じられています。
人の道に反したおこないをすると、社会規範で罰せられることになる良いケースだと思いました。
平和な世の中は「人の道」で成り立っている
話しを司法書士Qが申請した「相続登記」に戻します。登記が補正になったことでQはあわてて動いたものの、新たな相続人がゴロゴロと出現しました。さらに、その内の1人は生死不明の行方不明者であることが判明したのです。
もう、こうなってしまってはどうしようもなく、まずはとにかく相続登記を取り下げるよりありません。真っ当に社会生活を営んでいれば誰もが「人の道」として十中八九おなじことを考えるはずです。
先ほど述べた新型コロナ感染の例でも明らかなように、世の中には皆に共通する「人の道」というものが存在します。誰もがその規範に則って行動するはずだという前提があってこそ、平和な社会が成り立っているのです。
そうした人の道に反した行為を「一線を越える」と表現することがありますが、時にはそれが社会規範を逸脱したものとして「犯罪」を構成する要件ともなり得ます。
世の中は、多くの人々が「人の道」に沿って行動するからこそ成り立っているわけです。
【逸脱性の具体例】身内の兄Qの家庭内暴力で家族全員が不幸な人生に
このような事態になったとき、司法書士Qは相続登記を取り下げるなどそもそも眼中になく、次のように考えました。

見つからなかった相続人は死んでしまったことにしよう。
僕はそれを知ったとき、Qに「人の道」という発想が思い浮かばず「死んでしまったことにしよう」と考えたことについて少しも疑問を持ちませんでした。なぜなら、身内の兄である彼の思考は幼い頃から危険な逸脱性が垣間見られたからです。
Qは、何か思い通りにならない事が少しでもあると、親や僕に尋常じゃないくらいの暴力を振るいました。その結果、家庭崩壊したのです。そして、そのまま大人になった彼は、嫁にまで暴力を振るいました。実家に逃げ帰った嫁に対し、今度は「実家に放火する」と書いた手紙を毎日送り続けました。これはQ本人から直接聞いた話しですが、何も悪びれた様子もなく語っている彼を見て、その異常性にゾーッとしたものです。
さらに、Qは幼い自分の子供にも暴力を振るいました。その結果、子供が「チック障害」を発症しています。その後、大学生となった子供は、彼から解放される手段として家出を選択しました。
チック症(チックしょう)、チック障害(チックしょうがい、英語: tic disorder)とは、チック(突発的で、不規則な、体の一部の速い動きや発声を繰返す状態)が一定期間継続する障害。
引用:Wikipedia
この時も、Qは僕に電話をしてきて「子供がチック症になった」と、人ごとのように語っていたのがとても気になりました。僕も含め、「人の道」という考えが欠落した彼に関わった者は、みな不幸な人生を強いられたのです。
彼の思考回路は「犯罪」が常識?
人間は、進むべき道に迷った時どうするべきなのでしょうか?おそらく普通の人なら、何通りかの候補や選択肢を思い浮かべたうえで比較検討するはずです。
そして通常なら、候補に浮かんだ「A・B」という選択肢はどれも社会規範の範囲内に収まることを考えるのではないでしょうか。ところが、Qの場合はいつも異なっているのです。彼の思い浮かぶ選択肢の中には、側から見れば間違いなく人の道に外れているもののほか、時には犯罪と呼べるようなものまで、まるで常識であるかのように含まれるのです。
一番の問題は、本人に「自分の考えは間違っているのでは?」と、省みる様子がみられないこと。つまり、Qには逸脱という自覚がまったくないのです。これは人間が社会生活を営むうえで本当に恐ろしいことだと思います。
彼は、この逸脱性が改善されぬまま大人になりました。物事の分別がわからなければ、犯罪にあたるようなことまで同列に扱ってしまうのは彼にとって必然のことだった、と言えるのかも知れません。したがって、今回の相続登記に限らずとも、いつかは犯罪を犯してしまっても不思議ではなかったのです。彼の逸脱した思考回路は、それほど危険なものと言えます。
なお、現在でもその逸脱の傾向には変わりがありません。彼は現在、土地家屋調査士という別の資格業をしていますが、僕が仕事を紹介しても、ほとんどが長続きしません。なぜなら、しばらくすると紹介した取引先からクレームが来るからです。
なかには「もう二度とあの人には頼まないから!」と、兄を紹介した僕に対して怒りをあらわにする社長さんもいました。その他にも「あの人と話すとおかしな事ばかり言って会話にならないから間に入ってもらえないか」という社長さんまでも出現する有り様でした。弟からの親切心も理解できないうえに、彼はそれをいつもアダで返すのです。
ちなみに、このことをQに伝えても、自分におかしい所があるという認識がないわけですから、いつも次のようなセリフが返ってきて話しになりません。

そんなワケないだろう。相手の頭がおかしいんだよ!
ちなみに、ここに書いた社長さんはいつもこのブログを読んで下さっていますが、兄がこのように発言していたことをどのように感じていらっしゃるのでしょうか⁈
【逸脱性の具体例】カレーハウスCoCo壱番屋からスプーンを万引き
身内の兄であるQが行動の選択肢を考える際に無意識のうちに犯罪行為を含めてしまう逸脱性の具体例としては、以前にこんなことがありました。
僕は胃がんの手術直前に引っ越しをしたのですが、日数的にギリギリだったので細かい物を揃える時間がなく、入院中にQが揃えてくれました。
これについてはとても助かりました。ありがとうございます。しかし、内容を確認して1つビックリしたことがあったのです。
これは、兄が用意してくれた食器のスプーンです。キッチンの引き出しには、CoCo壱のロゴ入りスプーンが何十本も入っていました。僕は生まれてから一度もCoCo壱に行ったことがありません。しかし、兄がCoCo壱からスプーンを万引きしてきたことはすぐに分かりました。そこで、僕はすかさずQを呼び出し、万引きしたスプーンをすべて突っ返したのです。
Qは、おそらく僕の部屋に食事をするスプーンがないことに気付いて、次のような考えが頭に浮かんだのだと思います。

あれ?スプーンがないな…。CoCo壱からゴッソリもらって来るか。
おわりのひと言/人の道に外れた大人にならないための1つのポイント
僕は、社会から逸脱した兄を長年にわたりこの目でずっと観察してきて、痛感していることがあります。
それは、人の道に外れたり、社会規範に反するような大人にならないためには何が必要か?ということについてです。
ポイントとなるのは「嘘をつくことは絶対にしない」たったこの1つに尽きるのだと思います。とても簡単なことですよね。
ウソをつく癖が出来ると、そのウソを正当化するには更なるウソで塗り固めなければ嘘がバレてしまいます。そんなことをずっと続けて大人になってしまったら、ウソをつくことが麻痺してしまって物事の分別さえわからない人間になってしまうのです。
それが現在、身内の兄(元司法書士Q)だと言えます。兄は、話していると、何でも最終的に自分が正しいという結論に持っていこうとします。
そもそも、人と会話をしていて「どっちが正しい」とか考える事態がおかしいとは思いませんか?たまにお灸をすえるつもりで反論すると大変なことになります。彼は、何でも自分の言っていることが正しいと言ってもらいたいらしく、何時間でも嘘の話しを連ねるのです。しかし、ウソの内容には次のような発言まで飛び出す有り様でした。

ドクター中松がとっくにタイムマシンを発明したんだよ。お前はそんなことまで知らなかったのか⁈
こんな嘘まで会話に混ざったら、まともな話しが出来ないのはご理解いただけるのではないでしょうか?兄は、誰と話してもいつもこんな調子なんです…。ホント、弟としてはまともな人間になってもらいたいと思っています(汗)
今回述べた、危険な司法書士Qの逸脱した思考回路。これを前提として、次回はQがどのようにして戸籍を偽造したのかを具体的に取り上げていきます。
この記事、参考になったわ。
さすがに他の似た記事ないわよねぇ…
あるよ。(田中要次風)
下のカテゴリを覗いてみてや。
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